<装丁デザイン・イラスト・DTP>7週間セルフイメージ革命

7週間セルフイメージ革命

『書込式・7週間セルフイメージ革命』
(山本トースネスみゆき著、グッドブックス刊、A5判並製)です。

 

装丁デザインとイラスト、DTPを担当しました。

7週間セルフイメージ革命カバー&オビ

【カバー&オビ】

自分自身に対して思い込んでいるイメージ(セルフイメージ)を
よい方向に変えていくための本ということで、
表紙イラストは「影」でセルフイメージを表現しています。

 

本文に使用するためにたくさんイラストを作成したので、
その中から表紙にぴったりのイラストを選びました。

 

カバー用紙はエコラシャです。

最初は新フエルトンという凸凹の大きな紙にしようとしたのですが、
影部分のグレーが印刷でところどころ飛ぶ(かすれたようになる)ので、
マットな紙に変更しました。
やっぱり凸凹の大きな紙にベタ塗り印刷は難しいようです。

 

オビの紙は輝きの質感が美しいミラーコートプラチナというコート紙です。

 

カバーとオビの黒は、Kではなく特色を使っています。
黄色も特色です。

 

7週間セルフイメージ革命カバー裏

旅をモチーフにして進んでいくので、カバーにも
マップをあしらいました。

 

ちなみにイラストは細いペン(0.38ミリ)を使っています。
ところどころ筆ペンで塗りましたが
ほとんどは細いペンのみでゴリゴリ描いて
線の太さを変えたり、塗ったりしています。

とっても地味〜な作業です。

 

7週間セルフイメージ革命表紙

【表紙】

表紙は思い切って黒白ストライプにしました。

持ち歩くときに、カバーの隙間から黒白ストライプがちらっと見えるのが
かっこいいと思います。

カバーの上からも、うっすら下のストライプが透けて見える仕様です。

 

書き込んで自分だけの1冊を作るというのがこの本の面白さで、
さらにはグループで取り組む方も想定されたので
名前を書いてもらう欄を設けました。

 

7週間セルフイメージ革命本扉

【本扉】

シンプルかつインパクトのある扉に。

 

7週間セルフイメージ革命本文1

【本文】

ワークブックなので、書き込むスペースがたくさんあります。

 

全部データで作ってしまうと教科書的な印象になるので、
上写真のように直線やカッコを手書きにしたり、
記入例を手書き文字にしたりしています。

文字は私の字です(恥)

このあたりも地味〜な作業で、ちまちまとやっていきます。

 

7週間セルフイメージ革命本文2

【章扉】

見開きでゆったりした章扉にしました。

WEEK7まで7つの章があり、それぞれに合う扉イラストを
つくっていきました。

 

7週間セルフイメージ革命本文3

【感情の言葉リスト】

 

7週間セルフイメージ革命本文4

【本文2】

1週につき、チャレンジ5まであります。
月曜から金曜まで1日1チャレンジです。

 

7週間セルフイメージ革命本文5

著者の山本トースネスみゆきさんが「額に入れて飾りたい」と
気に入ってくださったWEEK7の扉イラストです^^

額に飾るのは、変だと思います…(笑)

 

本文用紙は、ゲルインクのボールペンで書き込んでも
にじんだりせず、引っかかったりもしない書き心地のよい紙&
裏写りしない厚みがありつつ重くない紙&
それほど高価でない紙を探して、いろいろ試行錯誤しました。

 

それから、この本は書き込み時に強い力で押さえなくても開くよう、
PUR製本になっています。

PURというのは製本時に使う糊のことです。
一般的に使われているホットメルトという糊だと
ページを開いても閉じようとする力が強いですが、
PURという糊を使うことで本が開きやすくなるのだそうです。

 

他にも開きやすくする製本法がいくつかあって、とても勉強になりました。
やっぱり本づくりは楽しいです。

いつかクータ・バインディングや他のオープンバックも試してみたいです。

 

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