〈装丁デザイン・編集・DTP〉時空を超えたメッセージ 龍谷の至宝

『時空を超えたメッセージ 龍谷の至宝』

『時空を超えたメッセージ 龍谷の至宝

(龍谷大学創立380周年記念書籍編集委員会 編、法藏館刊、1,500円+税、 192ぺージ、A5判並製)です。

龍谷大学が所蔵している、重要文化財を含む貴重資料約100点をオールカラーで紹介。
ポップなキャッチコピーとわかりやすい文体で、とても読みやすい解説書です。

龍谷大学の創立380周年記念の一環として、
2019年夏に龍谷ミュージアムで開催された企画展
「龍谷の至宝 時空を超えたメッセージ」と リンクするように制作されました。

ウラタニは編集と装丁デザインを、金木犀舎でDTPを担当させていただきました。  

 

【カバー&帯】

『時空を超えたメッセージ 龍谷の至宝』カバー
『時空を超えたメッセージ 龍谷の至宝』背
『時空を超えたメッセージ 龍谷の至宝』カバー裏

最初にお話をいただいたとき、「高校生にもおもしろいと思ってもらえるよう
平易な文体で楽しい美術解説書にしたい」とお聞きして、
「なんて面白そうな仕事なんだ!」と思いました。

正直、スケジュールがおそろしくタイトだったのですが(汗)、
やりたい気持ちが勝り、速攻お引き受けしました。

龍谷大学の編集委員会の皆さまも全力でご対応くださって、
制作開始から発行まで、寝不足と戦いながら
怒涛のように駆け抜けた数ヶ月でした。

でも予想どおり、すごく面白かった!!
学生さんたちにも、この面白さが伝わったらいいなぁと思います。

 

【表紙】

『時空を超えたメッセージ 龍谷の至宝』表紙

 

【本扉&見返し】

『時空を超えたメッセージ 龍谷の至宝』本扉と見返し

メインビジュアルは須弥山儀(しゅみせんぎ)という、からくり装置です。

須弥山という山が宇宙の中心で、そのまわりを太陽や月などの天体が運行しているという
仏教の宇宙観をあらわしたもので、発明家の田中久重が製作しました。

機構部分には和時計が使われていて、技術もビジュアルも
とっても不思議で素敵です。

 

見返し用紙は、宇宙・天体・時空を超えるなどのキーワードから連想した
新・星物語のインディゴを使っています。

 

【本文】

『時空を超えたメッセージ 龍谷の至宝』本文ページ1
『時空を超えたメッセージ 龍谷の至宝』本文ページ2

本文ページは、見開きごとに完結します。

それぞれのページで画像配置を変えて、同じ見た目にならないよう気をつけました。
学術書や美術書というより、雑誌や図鑑のイメージに近づけています。

 

【柱とノンブル】

『時空を超えたメッセージ 龍谷の至宝』柱の写真

このレイアウトはちょっと凝っていて、ノンブル(ページ番号)が左ページは上部に、
右ページは下部にあるんです。

柱(ページ上部にある章タイトルなどの文字)の欧文表記は「装飾」的な位置付けで、
ほとんど気にならない程度の薄い色で、断ち切りギリギリぐらいの配置…

印刷・製本的な観点で言えば、ちょっとチャレンジングすぎたかもしれません(^^;;

デザイン案は何パターンか作ったのですが、いちばん攻めたデザインに決定しまして、
正直私もおどろきを隠せませんでした。

 

【小口】

『時空を超えたメッセージ 龍谷の至宝』小口の写真

章ごとにノンブルが入っている丸(断ち切り)の色を変えて、小口を見たときに
パステル系の色相環になるように意識して、じつはひそかに何度も調整をおこないました。
んなことは、だれにも依頼されていませんが…(笑)

 

もともと美術品は大好きですが、歴史には疎いほう(きっと高校生以下)なので、
仏教の貴重資料の説明は「私にもわかる」をベースに編集をしました。
だからきっと、学生さんにも理解できるはず!

はるか昔の人々が何かに悩み、乗り越え、いきいきと活動する様子が
目に浮かんでくるような資料ばかりです。

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