『ねてもさめても とくし丸 移動スーパーここにあり』
水口美穂著（西日本出版社、1,300円＋税、四六判並製）
です。
私は編集とイラストを担当しました。
徳島ではじまった移動スーパー「とくし丸」。
トラックに新鮮な食材を積んで、家の軒先までやってきてくれる便利なサービスです。
画期的なビジネスモデルで、いまや全国に広がっていますが、
なかでもトップクラスの売り上げを誇る水口美穂さんのブログを書籍化しました！
水口美穂さんのプロフィールです↑
水口さんは2015年に京都府宮津市で個人事業主としてとくし丸を始められました。
「美しすぎるとくし丸販売パートナー」としてウェブで紹介されていますよ〜
ドタバタの起業準備から、お客様との日々のやり取りに笑ったり泣いたり、
失敗して冷や汗かいたり。あたたかい家族に見守られ、助けられて、
そのうちメディアでも取り上げられ…まるでドラマのような内容です。
ブログはもちろん面白かったのですが、書籍化するにあたり
全体的に構成し直し、表現や語尾などを整えていきました。
読んだ後に元気になれる、人の優しさを信じられる、
「明日からがんばろう！」と思える本にしたいと思いながら編集しました。
【カバーと帯】
デザインは如月舎の藤本孝明さんです。
藤本さんはとくし丸に関連するデザインを一手に引き受けていらっしゃって、
今回の本もお願いすることになりました。
パッと目をひく、作り込まれたデザインはさすがです。
弟子にしてほしい。丁重に断られるだろうけど。ダメ元で１回頼んでみようかな？
【表紙】
茶色とオレンジのあいだのような、渋い色味の１色刷り。
本文用に描いたイラストを、ランダムに散りばめていただきました。
【もくじ】
【章扉】
【とくし丸トラック詳細図】
「ここには袋もののお菓子だけじゃなくて、箱もののお菓子も置いているんですね」
「卵は夏場もここですか？」
とマニアックに話を詰めました（笑）
【舟屋イラスト】
水口さんの販売エリアには、舟屋で有名な伊根地区や、天橋立も含まれています。
最近は伊根に外国人観光客がたくさん訪れるそうですよ。
私も打ち合わせで行きましたが、穏やかな伊根湾と舟屋が並ぶ景色は忘れられません。
特に雨上がりがきれいだった。
次はのんびり遊びに行きたいな。
【とくし丸のテーマソングが大好きな、小さなお客様】
とくし丸はテーマソングを流しながらやって来ます。
一度聞くと定期的にアタマの中でリフレインされる、恐ろしくキャッチーなメロディです（笑）
【買い物に集まってくるおばあちゃんたち】
お客様の大多数はおばあちゃんたちです。
トラックのまわりには手押し車がわんさか！
以前、介護の仕事をしていた水口さんは、さっと手を添えてお買い物を助けます。
【とくし丸親睦会】
とくし丸はそれぞれが個人事業主ですが、こうやって親睦会が開かれたり、
ノベルティグッズが配られたり、毎日メールが配信されたりするので、
皆さんとっても仲良し。仲間意識が強いです。
すごくいい距離の関係性だなと思います。
とくし丸を始めたいと思っている方、自分で事業を始めようとしている方、
元気をもらってあったかい気持ちになりたい方、単純に読書を楽しみたい方、に
オススメします！ ぜひ読んでくださいね〜